普通の家にはあって当たり前だけど、小さな家には極力なくてもいい、なくてもいいようにしたいものがあります。それは、すでにお話しした、余分な壁、必要性のあまりない間仕切り、ですね。実はそれらに加えて、あまり要らないかなあと思うものがもう一つあるんです。それは廊下。
廊下は、部屋と部屋をつなぐ道。生活動線にも深くかかわっています。全くいらないものだとは言いません。でも、廊下にスペースを割くぐらいなら、その分部屋を広くしたい! 設計の間、私はずっとそれを建築家の方に言い続けました。建築家の方も、私が言うまでもなくそのお考えだったようです。おかげで、うちにある廊下は、玄関から階段までの短い間のみ。2Fと3Fは廊下のまったくない家が出来上がりました。
実はこれは、壁を少なくするという考えともあっているんです。考えてみて下さい、廊下って左右を壁に囲まれてますよね? あれを取ってしまえばいいんですよ。そうすれば、そのぶん広くなる!
ただ、やみくもに壁や柱を取ると、家の強度などにも影響しますから、プロの方にしっかりと判断をしていただいてください。何より安全性が大事ですからね。
そしてどうしても廊下が必要な場合は、反対にスペースをケチらず、ちゃんとした広さの廊下を作ってください。そうでないと、狭い廊下は家の狭さそのものを感じさせる結果になってしまうんです。物も運びにくいし、家族とすれ違うのも大変な狭さって、住んでいて嫌ですもんね。
必要ない廊下は作らない。でも作るなら広く作る。これが廊下作りの鉄則ですよ!